とっても嬉しいニュースが舞い込んできました!
2025年の箱根駅伝の舞台に、関東学生連合が再び帰ってくるようです(*^^*)
でも2024年の第100回大会では編成されなかった関東学生連合が、なぜ2025年の101回大会では復活することになったのでしょうか。
そこで今日は、2025年の箱根駅伝で関東学生連合が復活する理由について調べてみました!
また、関東学生連合(学連選抜)の歴代最高順位などについても解説しているので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください(. ❛ ᴗ ❛.)
- 関東学生連合が結成された目的
- 関東学生連合が2024年に結成されなかった理由と2025年復活の理由
- 箱根駅伝での関東学生連合の歴代最高順位
- 関東学生連合が参考記録扱いの理由
- 関東学生連合チームの監督・選手の選び方
- 関東学生連合で出場して話題になった選手
目次
箱根駅伝の関東学生連合チームとは?
関東学生連合とは、箱根駅伝予選会11位以下の予選会敗退校の選手で構成されるチームのことを言います。
関東学生連合の名前が変わった理由は?
そうです。関東学生連合は以前、関東学連選抜(略して学連選抜)という名前でした。
2014年に関東学連選抜という名称を廃止し、2015年から今の関東学生連合という名称に変更されています。
関東学生連合に名称を変更した理由は特に明らかになっていませんが、実は名称変更と同時にチーム編成のルールも大幅に変更されています。
そのため、以前のチームとの差別化を図るために名称を変更したのかなと個人的には思っています。
関東学生連合が箱根駅伝で結成される目的は?
関東学生連合の結成には、予選会で敗退した選手たちに箱根駅伝の舞台を与えることで、その経験を各大学に持ち帰りチームの財産としてほしいという願いが込められているそうです。
確かに、箱根駅伝という大きな舞台で世代トップレベルの選手たちと肩を並べて競い合う経験は、なかなかできないものですよね。
この経験は、実際に走れなかったチームメンバーにとっても大きな糧となり、未来の箱根駅伝出場の原動力となるのではないかと思います。
2024年に編成されなかった理由と2025年に復活した理由
2024年は第100回目となる記念大会ということで、出場資格を関東の大学に限定せず全国に広げました。
さらにチャンスを広げるため、箱根駅伝本選出場枠を予選会校枠から3つ増やして実施。
箱根駅伝本選に出場できる大学は計23校となりました。
ただでさえ多い出場校の数に加え、100回大会は全国大会。
しかも、もし100回大会で学生連合を編成するとなると、関東学生連合ではなく全日本学生連合となるはず!
そうすると北は北海道、南は沖縄までの選手をまとめる必要が出てくるので、以下の面で大きな負担となることが懸念されました。
- 地方の監督や選手の交通費がかさむ
- チームで集まっての練習が難しい
上記のような問題もあって、2024年は学生連合が編成されなかったのかもしれませんね。
地方の選手にとっては学生連合でもいいから箱根駅伝を経験したい!と思う選手もきっといたと思うので、学生目線で考えると残念な決定だったでしょうね。
2025年の箱根駅伝で関東学生連合が復活する理由
来年の箱根駅伝で関東学生連合の復活が決まったことは、X(旧Twitter)上でも喜びの声が多く見られました(*^^*)
実は2024年に編成されなかった時は、これを機に関東学生連合が廃止されるのでは?と懸念をしていた人も多かったようです。
その理由として、以下の問題があると言われていたからです。
- 監督視点だと、チームをまとめる負担が大きすぎる
- 関東学生連盟での負担も大きい
- 駅伝はチーム競技なのに個人プレーに走る選手が出る
学生や観る人目線だと関東学生連合を設けることに賛成なのですが、運営側や監督側から見るといいことばかりとは言えないようですね。
とはいえ、2025年は関東学生連合が復活!
これには駅伝対策本部長の青学原監督の意向が通ったとかなんとか。実際のところは不明です。
でも、復活したからには関東学生連合として走る選手には楽しんでもらいたいですね(*^^*)
箱根駅伝における関東学生連合の歴代最高順位
関東学生連合の現行のルールでは、区間賞を取ったとしても順位がつかずすべて参考記録となります。
でも過去には順位が付いていた時代もあるんですよ!
関東学生連合の歴代最高順位は、関東学連選抜時代である2008年の総合4位です。
この年は出走メンバー10人のうち4人が区間3位以内に入るなど、学連選抜躍進の年でした。
そしてこの年の監督をつとめたのは、かの青山学院大学原監督。
「JKH SMART」という名前をチーム名にして話題になったそうですよ(*^^*)
ちなみにこの時の学連選抜は強く、翌年も9位と大健闘しています。
現在は最下位に近いことが多いから、こんなに強かった時もあるなんて衝撃ですね。
関東学生連合が参考記録扱いになった理由
下剋上を起こし、お茶の間を沸かせる年もあった学連選抜。
なぜ関東学生連合に変わってからは、参考記録扱いになってしまったのでしょうか。
それは、当時の学連選抜が本来の学連選抜が掲げていた目的と逸脱していたからだと言われています。
学連選抜の本来の目的は、選手に選ばれた学生が箱根駅伝を経験することや今後の大学のチームや自分の陸上人生に活かすこと。
要は、箱根駅伝での経験を持ち帰ってチームを活性化させたり、自分の陸上人生の糧にしてほしいということですね。
でも当時の学連選抜では、
- 同じ選手が何度も走れる
- 上位争いをして順位争いに絡む
など、明らかに本来の目的からかけ離れてしまっています。
そこでルールと名称が変更され、現在の関東学生連合に変更になったと言われています。
本来の目的を考えると変更もやむなし、なのかもしれませんね。
でも、頑張っている選手を見るとやっぱりちょっと複雑です。
関東学生連合の監督と選手の選び方
いろいろと話題になる箱根駅伝の関東学生連合ですが、チームの監督と選手はどうやって選ばれるのかお話します。
まず監督は、基本的に箱根駅伝予選会敗退校の中で一番順位が高かった大学の監督が選出されます。
たとえば、2022年の箱根駅伝では箱根駅伝予選会で11位だった拓殖大学の山下拓郎監督が務めました。
また、選手は予選会で敗退したチームの選手の中から優秀な選手が選ばれます。
具体的には、箱根駅伝予選会で出場権を得られなかった大学から1校1名まで。
予選会で個人成績が優秀な選手16名が選別されます。
あと、本選に1回以上でいると出場できないというルールもあるニャ
箱根駅伝で話題になった関東学生連合の選手は?
箱根駅伝を走った後活躍したのは、箱根常連校出身の選手だけではありません。
関東学生連合は、関東学生連合は、今までに多くの実力派ランナーを輩出してきました。
川内優輝(学習院大学)
川内優輝選手は学連選抜の選手として走った後、市民ランナーに転向。
NGC出場権を獲得し五輪代表争いに加わるなど、マラソンで好成績を挙げています。
小山直城(東京農業大学)
小山直城選手は涙の箱根駅伝予選落ちの後、第93回大会で4区区間10位の成績を残し、その後東京マラソンなどでも活躍。
パリ五輪出場も決まっています。
久野雅浩(拓殖大学)
久野雅浩選手は学連選抜躍進の2008年第84回大会で、4区区間2位の成績を残しました。
チームを総合4位に導いた功労者の一人です。
福山真魚(上武大学)
久野雅浩選手と同じく、2008年の第84回大会の5区で区間3位の好成績を残しました。
この年は久山真魚選手をはじめ、多くのチームメンバーが区間上位の好成績を収めています。
新田颯(育英大学)
2023年の第99回大会の1区で、前年の吉居大和さんを彷彿とさせる大逃げを見せ話題になった選手です。
最後は明治大学のエース富田峻平選手に抜かれてしまいましたが、私を含め観る人に強烈な印象を与えました。
現在はSNSでランニング塾を運営しています。
2025年の箱根駅伝は関東学生連合込みで楽しもう♪
今回は、2025年の箱根駅伝第101回大会で復活する関東学生連合についてお話しました。
関東学生連合の存続には、運営側、監督側、学生側で賛否があるようですが、毎年楽しみにしている私個人としては、復活して嬉しいというのが本音です。
できれば順位や一度走ったことのある選手もOKにしてほしいけど、観ることができるだけでもうれしいので贅沢は言わないでおこうと思います。
来年の第101回箱根駅伝も、予選会からきっといろんなドラマが生まれるはず!
箱根駅伝予選会が実施されるだろう10月下旬が今から楽しみです(*^^*)