2025年6月10日、容疑者逮捕で発覚した日大重量挙げ部の不祥事が、再び日本大学の信用を大きく揺るがしています。
日大スポーツ部は、過去にもアメリカンフットボールの悪質タックルや違法薬物、陸上競技部の奨学金不正徴収などの不祥事が取り沙汰されるなど、大学側のあり方がこれまでも大きく問われてきました。
そして今、新たに発覚したのが「日大重量挙げ部の学費不正徴収」という不祥事。
24年間監督を務めた難波謙二容疑者が、特待生の保護者から授業料をだまし取ったとして逮捕されました。
虚偽の請求書や隠蔽体制、高級外車やブランド品への私的流用…etc。
大学や監督を信じて大切な我が子を送り出した保護者を裏切るような行為に、憤りの声が広がっています。

また日大で不祥事か…こんなに頻繁に起こるって、理事長変わっても結局大学側の体制はなんにも変わっちゃいないってこと?
頻繁にニュースで取り沙汰される日大の不祥事に、大学側は何をやってるんだって思っちゃいますよね…。
本記事では、日大重量挙げ部学費不正徴収事件の詳細から不正の構造、大学の対応、そして内部の声まで、徹底的に解説。
「また日大か」と感じた方も、「なぜこんなに大学は不祥事を止められないのか」と疑問を抱いた方も。
この問題の根底にある“日大の構造的課題”を、一緒に見つめていきましょう。
- 日大重量挙げ部不祥事の全貌と経緯
- 日大スポーツ部不祥事の背景
- 日大重量挙げ部前監督による部の支配の実態
👉 詳細は日本大学公式サイトでも確認できます。
日大重量挙げ部の不祥事の全貌を徹底解説
🎓【また日大で不祥事】重量挙げ部元監督が奨学生から学費詐取で逮捕💸
— 不動産屋さん集まれദ്ദി ˃ ᵕ ˂ )企業公式相互フォロー (@WADAEMON_jp) June 10, 2025
“日大の闇”はまだ終わらない…
🔹詐欺容疑で逮捕
日大・重量挙げ部の元監督で元教授の**難波謙二容疑者(63)**が逮捕🎯
2022年、入学予定の奨学生4人の保護者から、本来免除されるはずの学費205万円を詐取した疑い。… pic.twitter.com/Eo660aN1ag
まずは、今回起こった日大重量挙げ部の不祥事の全貌を徹底的に解説していきます。
①前監督による詐欺事件の概要
2025年6月10日、日本大学の重量挙げ部の元監督・難波謙二容疑者が、詐欺の容疑で警視庁に逮捕されました。
容疑は、入学予定だった高校3年生の保護者4人に対し、「授業料の減免は2年目以降」などと虚偽の説明をして金銭をだまし取ったというものです。
本来、全額免除となるべき授業料や入学金について、免除対象であるにもかかわらず、嘘の請求書を作成し、正規の金額に水増しされた書類を使って入金を求めていました。
警視庁の調べによると、10年間でおよそ3800万円もの金額を保護者から不正に受け取っていた可能性があるとされています。
この不祥事は大学側にも多大な影響を及ぼし、社会的信頼の失墜を招く重大事件として波紋を広げています。
正直、最初にこのニュースを見たときは「また日大か…」という声が自然と出てしまいましたよね…。
②虚偽の請求書で奨学金詐取
難波容疑者の手口の中で特に悪質とされたのが「虚偽の請求書」です。
コーチ陣と共謀し、大学からの正式な入学案内や減免通知書を一旦受け取ったあと、振込用紙などを不正に差し替え、保護者に対して別の請求書を郵送していたのです。
実際には入学初年度から免除されるはずの授業料を、「減免は2年目から始まる」などと偽り、初年度の金額を部の口座へと振り込ませていました。
この手法で得た資金は、一部を合宿時の食事代などに使う一方で、海外ブランド品や高級車のコーティングなど私的な用途に流用されていたといいます。
NHKは、彼が作成を指示したとされる「うその請求書」の原案書面を独自に入手しており、そこには「2年次以降徴収されません」と記載されていたことが確認されています。
保護者側は大学の正規文書と信じ込んで支払っていたわけですから、本当に許されない行為ですよね…。
③不正の手口と使途の実態とは
難波前監督の行為は、一見巧妙に見えるものの、その内容はきわめて原始的かつ悪質です。
たとえば、難波容疑者は特待生スカウトの際に「全額免除であるべき生徒」に対して、あえて半額免除であると伝え、不足分を部口座へと振込させていました。
その上で「3日以内に返事をくれ」と急かすなど、まるで“押し売り”のような手法で金銭を得ていたケースもあったと報告されています。
得られた金銭の行き先は、部活動運営費の他にも、私的な買い物へと使われていた形跡があります。
関係者の証言によれば、難波容疑者は大会の際にブランド品を身に着け、高級車で登場するなど、まるで“富豪”のような振る舞いだったとのこと。
不正の手口がここまで大胆かつ長期間にわたって行われていたというのは、想像以上に深刻な問題だと感じました。
④元部員や保護者の証言が物語るもの
今回の事件では、多くの元部員やその保護者が取材に応じており、その証言は非常に生々しいものです。
ある元部員は、入学前に約200万円を請求され、「特待生ではない学生のためにも助け合いの気持ちで」と言われたことを明かしました。
また、別のOBは「幹部は忙しいので対応できない」と訴えを握りつぶされた経験を語っており、大学の内部統制が機能していなかった実態が浮き彫りになっています。
さらに、「難波監督は練習にも顔を出さない存在だったが、派手な服装や高級時計が目立っていた」との証言もあり、部員たちの間では以前から疑念があった様子が伺えます。
信頼すべき監督が裏切り行為を働いていたという事実は、学生にとって精神的なダメージも大きいでしょう。
取材を読むたびに、「これは大人のやることなのか?」と何度も問い返したくなります…。
⑤大学側の対応と謝罪内容
日本大学は、今回の事件について「大学の社会的信頼を失墜させたことは痛恨の極み」とコメントを発表しました。
大学側は昨年7月12日に公式に調査結果を公表し、加害者を懲戒解雇。刑事告発にも踏み切りました。
また、学生・保護者への賠償についても誠意をもって対応し、現在までに返金対象者62名中60名には全額返金済とのことです。
項目 | 内容 |
---|---|
被害人数 | 62名(2025年6月時点) |
被害総額 | 5433万1430円 |
返金完了者 | 60名 |
追加対応中 | 2名 |
大学の対応については一定の評価もありますが、「もっと早く気付けなかったのか」という批判の声も根強く残っています。
難しい問題ですが、こうした不祥事の再発を防ぐためには、まずは“信頼を回復する行動”が必要ですよね。
⑥刑事告発・逮捕に至るまでの経緯
本件が明るみに出たのは、2023年の後半。
部員や保護者からの告発をもとに、日本大学が調査を開始し、不正徴収の証拠が続々と発見されていきました。
その後、大学は難波容疑者を2024年7月に懲戒解雇し、警視庁に刑事告発。
そして、2025年6月10日、正式に逮捕されたという流れです。
事件発覚までに長い年月がかかったものの、最終的には刑事処分まで進んだことで、ある種のけじめがついたとも言えるでしょう。
ただ、それだけに「なぜもっと早く動けなかったのか」という大学側の責任は、今後も問われ続けることになると思います。
⑦難波前監督の人物像と経歴
難波謙二容疑者は、日大重量挙げ部のOBであり、2000年から2024年まで24年間にわたって監督を務めた人物です。
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 難波 謙二 |
年齢 | 63歳(2025年時点) |
出身 | 東京・狛江市 |
経歴 | 日大重量挙げ部OB → 2000年監督就任 |
役職 | 日大重量挙げ部 監督(~2024年7月懲戒解雇) |
24年間の“長期政権”を築いていた背景には、結果を出し続けた実績もありました。
日大スポーツ部の相次ぐ不祥事の背景
重量挙げ部の報道見てたら
— さーも。 (@quiz_salmon) June 10, 2025
日大不祥事年表作られててさすがに不名誉なので
日芸大活躍年表とか隣に並べてプラマイ0(?)にしませんか‼️ pic.twitter.com/Tha21AUICo
日大スポーツ部の相次ぐ不祥事の背景について掘り下げていきます。
①アメフト部やラグビー部の過去の事件
実は今回の重量挙げ部の事件以前にも、日大スポーツ部ではたびたび不祥事が報じられてきました。
最も有名なのが、2018年のアメリカンフットボール部による“悪質タックル事件”です。
この一件では、指導陣が選手に対して危険なプレーを指示したことが社会的な批判を浴び、大学側の監督責任が問われました。
また、2020年にはラグビー部の部員が大麻を所持していたとして逮捕され、部の活動は一時停止。
さらに、2023年にはアメフト部の元部員らが違法薬物所持で逮捕・起訴され、その影響でアメフト部自体が廃部となっています。



同じ部でこんなに何回も不祥事が発覚するなんて、腐敗しきってるね
こうして並べてみると、特定の部活動だけでなく、スポーツ全体に関わる体質的な問題が浮き彫りになってきます。
正直、ひとつの大学でこれだけ続くと「また日大か…」と世間が呆れるのも無理ないですよね。
②大学全体のガバナンス問題
不祥事が続く背景には、大学の“ガバナンスの弱さ”があると指摘されています。
2021年には、元理事長の田中英壽氏が脱税の容疑で逮捕・起訴され、大学の経営トップによる不正が明らかになりました。
その結果、大学組織の透明性や説明責任に関する疑問が一気に噴出。
本来であれば、理事会や監査機関が適切にチェック機能を果たしているべきですが、それが機能していなかったことが大問題となったのです。
また、学生や保護者からの内部通報があっても「上に届けても無視される」といった体質が続いており、今回の重量挙げ部の件でもそれは証明されています。
ガバナンスって言葉、なんだか難しそうだけど…要は「ちゃんとチェックして、問題があれば止める仕組みがあるかどうか」ってことなんですよね。
③補助金の停止と国の対応
文部科学省も今回の件を重く見ており、2022年度以降、日本大学に対して「私学助成金の全額停止」を4年連続で実施しています。
これは私立大学にとっては非常に厳しい処分で、経営へのダメージは甚大。
国としては「不祥事の多さ」「改革の遅さ」「内部統制の不十分さ」などを理由にあげており、今後も助成再開には厳しい審査が求められるでしょう。
年度 | 助成金交付状況 |
---|---|
2021年度 | 一部交付 |
2022年度 | 全額停止 |
2023年度 | 全額停止 |
2024年度 | 全額停止(予定) |
こうした行政からの圧力がないと、大学の自浄能力が機能しないというのも、ちょっと悲しい現実ですよね…。
④再発防止に向けた組織改革
大学側も手をこまねいていたわけではありません。
2023年4月には、副学長直轄の「競技スポーツセンター」が新設され、各部活動への監督体制が強化される方針が示されました。
さらに、コンプライアンス・ガバナンスを見直すための第三者委員会を立ち上げたり、学生・保護者への説明責任の徹底も図っている最中です。
ただ、実効性という点ではまだ課題が残っており、「やってますアピールだけで終わっていないか?」という懸念の声もあります。
表面上の改革ではなく、本当に現場が変わる仕組みが必要なんですよね…見ている学生たちは、ちゃんと感じ取ってるはずです。



見える部分だけ変えても、中身が変わらなければ同じことがまた起こるだけ…
⑤学生・保護者の信頼回復への道
今回の一件で、何より大きなダメージを受けたのは学生とその保護者です。
経済学部の学生は「就職活動中、日大のイメージがマイナスに働くことがあって辛い」と語っており、学生たちが一番の“とばっちり”を受けている現状があります。



学生のせいじゃないのに、「日大=不祥事」のイメージばかりつくのはやりきれないよね…
また、法学部の学生は「新入生に対して『安全で安心な大学だ』と胸を張って言えない」と本音を語っており、信頼の再構築は簡単ではありません。
大学が取るべきは、まず“本気の謝罪”と“誠実な説明”に他なりません。
建前やマニュアル対応ではなく、学生一人ひとりに向き合う姿勢こそが、信頼回復の第一歩なんですよね。
実際、日大では他の部活動でも同様の問題が起きていました。
陸上部では10年間で25人から計約4400万円、スケート部では7年間で29人から約2400万円が不正に徴収されていたことが判明しています。
これらの手口はいずれも「奨学生に対して本来不要な費用を要求する」という類似の構造を持っており、今回の重量挙げ部の問題が“氷山の一角”であった可能性を強く示唆しています。



大学の体制自体が変わらなければ、今後も不祥事は起こり続けるかもしれないね
⑥大学内外からの厳しい声
相次ぐ日大の不祥事を止められない大学側に、世間の目も厳しさを増しています。
SNSやメディアでは「日大にはガバナンスが存在しない」「何度目だよ」といったコメントが溢れ、信頼回復には相当な時間がかかると見られています。
また、卒業生からも「母校がこれでは恥ずかしい」といった声が出ており、大学ブランドに影を落としています。
一方で、「これを機に抜本的な改革をしてほしい」との応援の声もあるのが救いですね。
信頼を失うのは一瞬。でも、取り戻すには年単位の努力が必要なんだと改めて感じます。
⑦名門ゆえのプレッシャーと体質
日本大学重量挙げ部は、1961年創部の名門で、五輪選手を何人も輩出するなど、輝かしい歴史を誇ってきました。
その一方で、「勝つこと」「結果を出すこと」が最優先とされる空気が根付きすぎた結果、異常な上下関係や資金運用のブラックボックス化が進んでしまったとも言われています。



アメフト部もそうでしたが、輝かしい実績の影に深い闇を感じます
名門であるがゆえに、不正が表に出にくかったり、内部の異議が黙殺される風土があったのかもしれません。
伝統は誇るべきものだけど、古くなった体質はしっかり見直していかなければ、未来の学生たちにツケを回すだけですよね。
難波前監督による日大重量挙げ部支配の実態
今回の日大重量挙げ部の不祥事で逮捕された難波前監督。
ここでは、彼がおこなっていた日大重量挙げ部支配の実態について明らかにします。
①24年にわたる「長期政権」
難波謙二容疑者は2000年に日大重量挙げ部の監督に就任し、2024年の懲戒解雇まで実に24年間にわたってその座にありました。
これは大学スポーツの世界でも異例の“長期政権”であり、結果的に組織内で絶対的な存在となっていたことは想像に難くありません。
項目 | 内容 |
---|---|
監督在任期間 | 2000年~2024年(24年間) |
主な実績 | オリンピック代表選手の輩出、大学選手権優勝20回以上 |
最終処分 | 2024年7月 懲戒解雇 |
長期政権が続くことで、権力の集中やチェック機能の麻痺が進み、「誰も逆らえない空気」が生まれてしまったのです。
周囲も「監督には逆らえない」と思い込んでいたようで、内部通報も無視され続けた背景にはこの支配構造があったと見られます。
スポーツの指導者って、本来は“リーダー”のはずなのに、ここまで来ると“支配者”って言葉がしっくりきてしまいますね…。



最初は学生のことを第一に考えた素晴らしい指導者だったんだろうけど、長く実権を持つと良くないことの実例だね
これは日大に限らず、どの組織に関してもいえることだと思う
②部内ヒエラルキーと権力構造
日大重量挙げ部の内部では、監督を頂点とした明確なヒエラルキー(階層構造)があったとされています。
たとえば、コーチは監督の“手足”のような存在で、監督からの指示に従って動くのが常態化していました。
不正請求の実行も、監督の指示でコーチが行ったとされており、構造的な不正が起きていたことがわかります。
また、部員に対しても“服従”を求めるような文化があり、「助け合いの気持ちで支払って」と精神論を前面に出しながら金銭を要求していたケースもありました。
こうした上下関係が厳しい世界では、「おかしい」と思っても言い出せない雰囲気ができてしまいますよね。
“伝統”と呼ばれていたものの中に、実はこうした不健全な文化が潜んでいたのかもしれません…。
③高級車・ブランド品購入の実態
難波前監督が私的に使っていたとされる不正資金の使途も明らかになってきました。
部の口座に振り込ませた金は、一部が合宿費などに使われたものの、かなりの額が高級外車のコーティング代や、海外ブランド品の購入に回されていたとされています。
実際、大会などの場面でブランドのジャケットや時計を身につけ、高級車で登場する姿が何度も目撃されていたとのこと。
当時を知る元部員は「普通の大学職員が買えるとは思えない物を身につけていた」と話しています。
その一方で、部員には寄付を促し、「助け合い」と称して金銭負担を求める。
まるで“支配者”が搾取しているような構図で、正直かなりゾッとする話ですよね。
学生たちの善意や夢を利用して、贅沢を楽しんでいたのかと思うと、言葉を失います…。
④コーチとの共謀と隠蔽体制
これだけ書くと、まるで監督だけが罪を犯していたかのように思いますが、実際のところ難波前監督は単独で動いていたわけではありません。
裁判資料や報道によれば、少なくとも2人のコーチが不正請求の実行に加担していたとされ、彼らも大学からの委託を受けていた人物です。
大学から届いた正式な書類を受け取り、それを偽造したものと差し替えて保護者に郵送するなど、組織的な行動が取られていました。
さらに問題なのは、こうした行為が2014年頃から行われていたにも関わらず、大学が本格的に把握したのは2023年以降という点です。
つまり、少なくとも10年間は隠蔽体制が機能していたということであり、これが組織の腐敗の深刻さを物語っています。
悪事って、一人でやるより「誰かと一緒にやる」ほうがバレにくいって言われますが、それを本当にやってたわけですからね…。
⑤内部通報とその無視の経緯
この事件では、内部通報が大学に寄せられていたにも関わらず、「対応できない」と門前払いにされたケースも明らかになっています。
あるOBは、金銭の不正や部内の不満を直訴したところ、「幹部は多忙のため対応できない」と冷たくあしらわれたと語っています。
つまり、声を上げた人が軽視されてしまったんですね。
大学にとっては「問題を起こさないこと」が最優先で、その結果として“見て見ぬふり”が常態化していた可能性があります。
声を上げた学生が報われなかったというのは、本当に悔しいし、やるせないですよね…。



こういう告発って、告発した側が冷遇されたりと理不尽に不利益を被ることが多いんだよね…
⑥裁判の行方と元監督の主張
難波容疑者は、現在も容疑を否認しています。
「寄付金として保護者から同意を得ていた」「私的利用はしていない」という主張を繰り返しており、刑事裁判でもこの点が争点となっています。
一方で、大学側は民事裁判でも難波氏を提訴しており、金銭の返還を求めています。
この裁判の結果次第では、今後の大学のガバナンス強化に向けた動きにも影響が出るかもしれません。
裁判の状況 | 内容 |
---|---|
刑事裁判 | 詐欺容疑で捜査中、容疑否認中 |
民事裁判 | 大学側が不正金銭の返還請求中 |
言い逃れが通用しない時代になってきたからこそ、裁判でしっかりと事実が明らかになってほしいですね。
⑦日大スポーツの信頼再建は可能か
これだけの不祥事を抱えながらも、日大のスポーツブランドはまだ完全には失われていません。
それは、現場で頑張っている“普通の学生”たちの存在があるからです。
ただし、信頼を回復するには、大学が“過去と決別する覚悟”を持たなければなりません。
ガバナンス強化や透明性の向上はもちろん、外部の目を取り入れた運営や、部活動への第三者監査の導入など、具体的な改革が必要です。
今後の対応次第で、日大は「信頼を取り戻した大学」として生まれ変わる可能性もあるはずです。
でもそれは、口だけじゃなく“行動”で見せていくしかないんですよね。
日大重量挙げ部不祥事【まとめ】
重量挙げ部だけでなく、陸上競技部(10年間で25人から計約4400万円)、スケート部(7年間で29人から計約2400万円)など他の競技部でも横行…
— 三増 紋右衛門・おめでたい独楽(こま)の曲芸、承ります! (@mon_emon) June 11, 2025
奨学生からの不正徴収は日大体育会の伝統だったらしい。
ラグビー部→理事長→アメフト部→今回と不祥事続きだけど、これで最後とはとても思えないな。 https://t.co/ua7dDQvB9b pic.twitter.com/GZkvJGb9zb
今回ご紹介した日大重量挙げ部の不祥事は、長年の体質と組織ぐるみのガバナンス不全が引き起こした深刻な事件です。
元監督・難波謙二容疑者は、奨学生の保護者から本来免除される学費をだまし取り、その手口は“日大のドン”と称された田中英寿元理事長と重なる構造的特徴を持っていました。
さらに、陸上部やスケート部でも同様の不正徴収が行われていたことが明らかになり、これは“個人の不正”ではなく“慣習化された構造的犯罪”とも言えるレベルです。
大学は林真理子理事長新体制のもとでガバナンス強化を進めていますが、21年度以降、私学助成金は4年連続で全額不交付という厳しい現実に直面しています。
学生を守るべき教育機関が奨学生を食い物にしていた構図――その重さを、大学は真摯に受け止める必要があります。
真の改革と信頼回復ができるのか。日大は今、重大な岐路に立たされていると言えるでしょう。



今度こそ、日本大学は本腰を入れて膿を出し切ってほしいですね!