大学などを卒業し、今春から会社員としての生活をスタートさせた人はたくさんいると思います。
でも、新入社員として働き始めたばかりなのに、
「会社に行きたくない」
「朝になると憂うつになる」
「もう辞めたいかもしれない」
すでにこのように感じて悩んでいませんか?
実は、4月や5月というまだ会社に入ったばかりの時期に、新入社員が「会社に行きたくない」と感じることは決して珍しいことではありません。
環境の変化や仕事のプレッシャー、人間関係など、さまざまな理由でストレスを感じる人は多いものです。
ただし、会社に行きたくないからと言って勢いで退職を決めてしまうと後悔する可能性もあります。
まずは、なぜ会社に行きたくないと感じているのかを整理し、対処法を考えることが大切です。
この記事では、次の内容についてわかりやすく解説します。
- 新入社員が会社に行きたくないと感じる理由
- 行きたくないときの対処法
- 退職を考えるべきケース
「今年入社したばかりだけど、もう会社に行きたくない…」と感じている新入社員の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新入社員で会社に行きたくないと感じるのは普通?

新入社員として働き始めたばかりの時期に「会社に行きたくない」と感じてしまうのは、決して珍しいことではありません。
学生から社会人へと生活環境が大きく変わるため、多くの人が最初の数ヶ月で戸惑いやストレスを感じます。
実際、新入社員の多くが入社してからしばらくの間は、仕事や人間関係に慣れるまで不安や疲れを感じやすいものです。
そのため、「会社に行きたくない」と感じたからといって、自分だけが特別弱いわけではありません。
ここでは、新入社員が会社に行きたくないと感じやすい主な理由について解説します。
環境の変化によるストレス
新入社員は、学生生活とはまったく違う環境に突然入ることになります。
例えば、次のような変化があります。
- 毎日決まった時間に出勤する
- 長時間働く生活リズム
- 仕事の責任を持つ立場になる
- 上司や先輩との上下関係
こうした環境の変化は、想像以上に大きなストレスになることがあります。
学生の頃は比較的自由な時間が多かった人でも、社会人になると仕事中心の生活に変わります。
そのため、生活リズムや考え方の違いに戸惑い、「会社に行きたくない」と感じてしまう人も少なくありません。
社会人生活への慣れないプレッシャー
社会人になると、仕事の成果や責任を求められる場面が増えます。
新入社員のうちは、わからないことが多くても当然ですが、
「失敗したらどうしよう」
「迷惑をかけてしまうかもしれない」
「仕事についていけないかも」
といった不安を感じやすい時期でもあります。
また、上司や先輩との関係に気を使う場面も多く、常に緊張している状態が続く人もいます。
こうしたプレッシャーが積み重なることで、会社に行くこと自体がストレスになってしまうこともあるんです。
入社後1〜2ヶ月は悩みやすい時期
特に新入社員が「会社に行きたくない」と感じやすいのが、入社して1〜2ヶ月ほど経った頃です。
この時期は、
- 仕事の責任が増えてくる
- 疲れが溜まり始める
- 理想と現実のギャップに気づく
といった理由から、精神的な負担が大きくなりやすいタイミングです。
ねこさん研修が終わって本格的に部署に配属されると、一気に責任が増えたりするからね。
さらにゴールデンウィーク明けは、いわゆる「5月病」と呼ばれる状態になりやすい時期でもあります。
連休で気持ちがリセットされた後に再び仕事が始まることで、強い憂うつ感を感じてしまう人も多いです。



GWもう終わりか…明日から会社行くの嫌だな、家でゴロゴロしていたい…
そのため、新入社員がこの時期に「会社に行きたくない」と思うのは、決して珍しいことではありません。
新入社員が会社に行きたくないと感じる主な理由


新入社員が会社に行きたくないと感じる理由は人それぞれですが、よくある原因を紹介します。
仕事内容が想像と違う
入社前に思い描いていた仕事内容と実際の業務内容が違うと、モチベーションが下がってしまうことがあります。
「やりたい仕事ではない」
「思っていた仕事と違う」
と感じると、仕事への意欲が低下してしまいます。



募集時の仕事内容と、入ってから任される仕事内容が嚙み合ってないこと、意外と多いんだよね…
職場の人間関係が合わない
職場の人間関係は仕事の満足度に大きく影響します。
例えば、以下のようなケース。
- 上司が厳しい、理不尽に怒られる
- 職場の雰囲気が合わない
- 相談できる人がいない
このような状況だと、会社に行くこと自体がストレスになってしまいます。



今の若者は、怒られ慣れていない人が多いから、会社に入って委縮してしまうケースもよくあるんだ
ミスや失敗が続いて自信をなくす
新入社員のうちは、仕事でミスをすることも多いですよね。
それはごく当たり前のことなのですが、失敗が続くと
「自分は仕事に向いていないのでは」
「周りに迷惑をかけている」
と感じてしまい、会社に行くのが怖くなることもあります。
長時間労働や働き方が合わない
残業が多かったり、休日が少なかったりすると、心身の疲労が溜まってしまいます。
働き方が自分に合わない場合、会社に行くこと自体が負担になることもあります。
新入社員で会社に行きたくないのは「5月病」の可能性もある
新入社員が会社に行きたくないと感じる原因として、「5月病」が関係していることもあります。
5月病とは、ゴールデンウィークの長い休みの後に起こる、新しい環境への適応によるストレスや疲れが原因で起こる心身の不調のことです。
例えば次のような症状が見られることがあります。
- 朝起きるのがつらい
- 仕事に集中できない
- やる気が出ない
- 会社のことを考えると憂うつになる
こうした状態が続く場合は、無理をしすぎないことが大切です。
一度休息を取ることで、気持ちが落ち着くこともあります。
新入社員が会社に行きたくないときの対処法


とはいえ、「会社に行きたくない」と感じたからといって、職歴の浅い新入社員がすぐに退職を決めるのは少し早いかもしれません。
入社して間もない時期は、環境の変化や慣れない仕事でストレスを感じやすいものです。
そのため、まずは次のような方法を試してみることをおすすめします。
信頼できる人に相談する
一人で悩みを抱え込んでいると、問題が実際以上に大きく感じてしまうことがあります。
そんなときは、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなることがあります。
例えば次のような人に相談してみるとよいでしょう。
- 家族
- 友人
- 大学の先輩
- 会社の先輩
- 同じ職場の同期
第三者に話すことで、自分では気づかなかった視点をもらえることもあります。
また、「自分だけじゃない」と感じるだけでも、気持ちが楽になることがあります。
一度休んでリフレッシュする
心身が疲れている場合は、思い切って休むことも大切です。
社会人になると「休んではいけない」と思い込んでしまう人もいますが、無理を続けるとストレスがさらに大きくなってしまうことがあります。
例えば次のような方法でリフレッシュしてみましょう。
- 有給休暇を取る
- 週末にゆっくり休む
- 趣味の時間を作る
- 軽く運動する
少し休むことで気持ちがリセットされ、冷静に状況を考えられるようになることもあります。
職場環境の改善を相談する
仕事内容や働き方が合わないと感じている場合は、上司や人事に相談することで状況が改善する可能性もあります。
例えば次のようなケースです。
- 業務内容が自分に合っていない
- 仕事量が多すぎる
- 配属部署の環境が合わない
会社によっては部署異動や業務内容の調整をしてもらえることもあるので、やってみて損はありません。
もちろん、すぐに環境が変わるとは限りませんが、一度相談してみることで解決のきっかけになることもあります。
新入社員が退職を考えるべきケース


新入社員のうちは、慣れない仕事や人間関係で「会社に行きたくない」と感じることもあります。
しかし、多くの場合は時間が経つことで環境に慣れたり、仕事が理解できるようになったりして気持ちが落ち着くこともあります。
そのため、すぐに退職を決断するのではなく、まずは状況を冷静に見極めることが大切です。
ただし、次のような状況に当てはまる場合は、無理に働き続けるのではなく退職を検討することも必要です。
パワハラやいじめがある場合
職場でパワハラやいじめを受けている場合は、無理に我慢する必要はありません。
例えば次のようなケースです。
- 上司から人格を否定するような言葉を言われる
- ミスを過剰に責められる
- 職場で無視される
- 業務とは関係のない嫌がらせを受ける
こうした環境下にいると精神的なダメージが蓄積され、長く働き続けることで心身の健康を損なう可能性があります。
まずは信頼できる人に相談したり、会社の相談窓口や労働相談機関に相談することも検討しましょう。
それでも改善が見込めない場合は、退職を選ぶことも一つの選択肢です。
長時間労働などブラック企業の可能性
働き方に大きな問題がある場合も、退職を検討する必要があります。
例えば次のようなケースです。
- 毎日深夜まで残業がある
- 休日出勤が当たり前になっている
- 残業代が支払われない
- 有給休暇を取得できない
こうした状況が続くと、身体的にも精神的にも大きな負担になります。



残業が当たり前にな生活に慣れてしまった結果、月100時間以上残業して過労死したケースもあるので、そうなる前に退職を検討しましょう
もちろん繁忙期など一時的に忙しいことはありますが、常に過酷な働き方を強いられる場合は、その会社の労働環境に問題がある可能性があります。
精神的なストレスが限界の場合
仕事のストレスが原因で体調不良が続いている場合も、注意が必要です。
例えば次のような症状がある場合は、心や体が限界に近づいている可能性があります。
- 朝起きるのがつらい
- 会社のことを考えると強い不安を感じる
- 食欲がなくなる
- 眠れない状態が続く
このような状態を無理に我慢して働き続けると、心身の健康を大きく損なってしまうことがあります。
体調に異変を感じる場合は、早めに休養を取ったり医療機関に相談したりすることも大切です。



こうした症状があるのに無理に仕事に行き続けた結果「うつ」や「適応障害」と診断され、その後の社会復帰に影響が出た例も少なくないんだ
どうしても会社と連絡を取ること自体が辛い場合は、退職代行サービスを利用して退職する人も増えています。
仕事内容が想像と違う
新入社員が会社に行きたくないと感じる理由として多いのが、入社前に思い描いていた仕事と実際の仕事内容とのギャップです。
就職活動中は、企業説明会や採用サイト、面接などを通して会社の情報を知ることになります。
しかしながら、入社前は自分がやりたい仕事ができると思っていたのに、実際に働いてみると「思っていた仕事と違う」と感じるケースも少なくありません。
例えば次のようなギャップがあります。
・やりたかった仕事ではなく、雑務や事務作業が中心だった
・想像よりも業務量が多かった
・仕事の進め方が思っていたものと違った
・やりがいを感じにくい業務が多かった
また、就職活動中は会社の良い面が強調されることが多いため、実際に働き始めてから初めて職場の現実を知る人も多いです。
「こんなはずじゃなかった」
「思っていた仕事と違う」
このように感じてしまうと、仕事へのモチベーションが下がり、会社に行くこと自体がつらく感じることもあります。
ただし、新入社員のうちは基礎的な業務やサポート業務を任されることも多く、最初から理想の仕事ができるとは限りません。
仕事に慣れてくると徐々に任される業務の幅が広がることもあるため、まずは少し様子を見ることも大切です。



学校でも、新入生は球拾いから始める部活もあるし、それと同じだと思うと、ギャップが少なく済むかも。
職場の雰囲気が想像と違う
新入社員が会社に行きたくないと感じる理由として、職場の雰囲気が想像と違うこともよくあります。
就職活動中は、会社説明会や面接などで企業の雰囲気を知ることになりますが、実際の職場環境を完全に理解するのは難しいものです。
入社して初めて、職場の人間関係や働き方を知るケースも少なくありません。
例えば次のようなギャップがあります。
- 思っていたよりも職場の雰囲気が厳しい
- 上司や先輩との距離が近く、常に緊張する
- 職場の人間関係がドライで相談しにくい
- 飲み会や付き合いが多く、負担に感じる
このような職場環境が自分の性格や価値観と合わないと感じると、会社に行くこと自体がストレスになってしまうこともあります。
特に新入社員のうちは、周囲に気を遣う場面が多く、職場の雰囲気に強いプレッシャーを感じやすい時期でもあります。
ただし、最初のうちは緊張してしまい、本来の職場の雰囲気を感じ取れないこともあります。
仕事や人間関係に少しずつ慣れていくことで、働きやすく感じるようになる場合もあるため、焦らず様子を見ることも大切です。
ただし、職場によっては退職を言い出しにくいケースもあります。
そのような場合は、本人の代わりに退職の意思を伝えてくれる「退職代行サービス」を利用する方法もあります。
新入社員が退職するときの方法


新入社員が退職を決意した場合、基本的には自分で会社に退職の意思を伝えるのが一般的です。
突然会社を辞めてしまうと、トラブルや今後のキャリアに影響する可能性もあるため、できるだけ適切な手順で退職手続きを進めることが大切です。
ここでは、新入社員が退職する際の基本的な方法と、円満に退職するためのポイントについて解説します。
自分で退職を伝える方法
会社を辞める場合は、まず直属の上司に退職の意思を伝えるのが一般的です。
いきなり退職届を提出するのではなく、まずは口頭で退職したい旨を相談する形で伝えるとスムーズに進みやすくなります。
一般的な退職の流れは次の通りです。
- 上司に退職の意思を伝える
- 退職日を相談して決める
- 退職届を提出する
- 業務の引き継ぎを行う
- 退職手続きを進める
法律上は、正社員の場合「退職の意思を伝えてから2週間」で退職することが可能です。
ただし、会社の就業規則によっては1ヶ月前などのルールが定められている場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、退職を伝えるときは感情的にならず、できるだけ落ち着いて理由を説明することが大切です。
円満退職するためのポイント
退職を決めたとしても、できるだけ円満に会社を辞めることが理想です。
トラブルを避けるためにも、次のポイントを意識しておきましょう。
早めに退職の意思を伝える
退職を決めた場合は、できるだけ早めに上司に相談することが大切です。
突然退職を申し出ると、会社側も対応が難しくなる場合があります。
引き継ぎをしっかり行う
自分の担当業務がある場合は、後任の人が困らないように引き継ぎを行いましょう。
業務内容を整理してまとめておくと、スムーズに退職できます。
最後まで責任を持って働く
退職が決まったからといって、仕事への姿勢を変えてしまうのは良くありません。
最後まで責任を持って業務を行うことで、会社との関係を良好に保つことができます。
ただし、職場によっては退職を言い出しにくいケースもあります。
上司が怖くて言えない場合や、退職を認めてもらえない場合などは、精神的な負担が大きくなることもあります。
そのような場合は、無理をせず別の方法を検討することも大切です。
どうしても退職を言い出せない場合は退職代行という方法もある
基本的には、自分で退職の意思を会社に伝えるのが理想です。
しかし、実際には次のような理由で退職を言い出せない人も少なくありません。
- 上司が怖くて退職を切り出せない
- 退職を伝えると強く引き止められる
- パワハラなどで会社と話すこと自体がつらい
- 精神的に限界で会社と連絡を取りたくない
このような状況の場合、無理に一人で抱え込む必要はありません。
最近では、本人の代わりに会社へ退職の意思を伝えてくれる 「退職代行サービス」 を利用する人も増えています。
退職代行を利用すると、会社と直接やり取りをせずに退職手続きを進めることができるため、精神的な負担を大きく減らすことができます。
ただし、退職代行サービスの中には信頼性に差があるため、利用する場合は実績や評判をしっかり確認して業者を選ぶことが大切です。
退職代行サービスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事でおすすめの業者を紹介しています。
【まとめ】新入社員が会社に行きたくないのは珍しくない
新入社員として働き始めたばかりの時期に「会社に行きたくない」と感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。
新しい環境や仕事に慣れるまでには時間がかかるため、多くの人が同じような悩みや不安を経験しています。
大切なのは、感情だけで退職を決めてしまうのではなく、まずは一度立ち止まって状況を整理することです。
例えば次のような点について考えてみましょう。
- なぜ会社に行きたくないと感じているのか
- 今の環境を改善できる可能性はあるか
- 本当に退職するべき状況なのか
原因を整理することで、解決策が見えてくる場合もあります。
一方で、パワハラや長時間労働など、どうしても環境が改善できない場合もあります。
そのような場合は無理に我慢し続ける必要はありません。
自分の心や体の健康を守ることはとても大切です。
もし本当に辛いと感じている場合は、無理をせず自分に合った働き方を選ぶことも一つの選択肢です。
自分の人生や健康を大切にすることが、長い社会人生活を送るうえでとても重要になります。
焦らず、自分にとって最善の選択を考えていきましょう。





