今日のテーマは、V模擬とW模擬。
都内で受験を考える中学生と保護者の方に、知っておいてほしい内容をお届けするニャ
V模擬とW模擬は、都立高校を志望する中学3年生にとって必ず受けておきたい模試の一つです。
でもV模擬とW模擬って、名前も似ていますよね。
しかも、どちらも都立高校の入試を想定した公開模試という点では同じ。
そのため、
上記のように、どちらを受けるべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今日は以下について解説していこうと思います。
- V模擬とW模擬の違い
- V模擬とW模擬はどちらの模試を受けるべきか
- V模擬とW模擬の2024年度日程と受験料
これからお子さんにV模擬やW模擬を受けさせようと思っているみなさんは、ぜひ読んでみてください。
目次
V模擬とW模擬の違いは?難易度や特徴を解説
どちらも都立高校を受験する生徒にとって重要な模試である、V模擬とW模擬。
ここでは、どんな違いがあるのかを解説します(. ❛ ᴗ ❛.)
以下にV模擬とW模擬の違いを記載しました。
- V模擬とW模擬は主催する会社が違う
- V模擬とW模擬はターゲット範囲が一部異なる
- V模擬の方が問題の難易度が高い
- 受験者数はV模擬の方が多い
- 成績表はV模擬の方が見やすい
- W模擬の方が成績表の情報量が多く判定が丁寧
早速説明していきます。
V模擬とW模擬は主催する会社が違う
V模擬とW模擬は名前がそっくり。
でも実は、全く別の会社が主催している模擬試験なんですよ!
運営会社はそれぞれ、以下のようになります。
- V模擬 … 株式会社進学研究会
- W模擬 … 株式会社創育
株式会社進学研究会は、高校受験をする首都圏の中学3年生を対象とした『会場テストVもぎ』などの企画・制作・出版サービスを展開する会社。
一方株式会社創育は、おなじく首都圏で高校受験をする中学3年生対象の会場テスト『新教育W合格もぎ』を実施しています。
そのほかにも学校・塾用教材の出版や教育ソフトの開発など、事業内容は多岐に渡ります。
V模擬とW模擬はターゲット範囲が一部異なる
V模擬とW模擬は、どちらも都立高校志望者を対象にした模試です。
でも実は、ターゲット範囲が一部異なっているんですよ(. ❛ ᴗ ❛.)
どこが違うのかは、以下の模試一覧を見れば一目瞭然です。
V模擬の模試一覧
- 都立Vもぎ
- 都立そっくりもぎ
- 県立Vもぎ
- 県立そっくりもぎ
- 都立自校作成対策もぎ
- 私立Vもぎ
W模擬の模試一覧
- 都立そっくりテスト
- 神奈川県入試そっくりもぎ
- 都立自校作成校対策もぎ
- 特色検査対策もぎ
- 私立対策もぎ
V模擬は都立高校に加え千葉県の高校入試に対応、W模擬は神奈川県の公立入試や上位校で課される特色検査に対応しています。
つまり、千葉県の公立高校を目指す人はV模擬、神奈川県の公立高校を目指す場合はW模擬を受ければOKというわけですね(*^^*)
V模擬の方が問題の難易度が高い
V模擬とW模擬の比較でよく言われるのが、以下のようなことです。
- V模擬の問題はW模擬の問題より難しい
- V模擬の都立そっくりもぎは都立の共通問題より難しく感じた
実際、V模擬の都立そっくりもぎは都立高校の共通問題よりも多少難易度を高く設定しているようですね。
ではなぜ実際の入試より難易度を高くしているのか。
その理由は、入試本番は自分の実力を100%出せるとは限らないことを想定しているからではないかなど、色々言われています。
真相はどうなんでしょうね。
\都立高校の入試制度について知りたい方は、こちらもおすすめですよ!/
V模擬の方がやや難易度が高い問題が出る分、学力が高い生徒が多く受験する傾向にあるので、W模擬よりも偏差値は低く出やすいようです。
自校作成問題は実際の入試問題よりも易しめの場合がある
一方、自校作成問題についてはV模擬とW模擬で大きな差はないようです。
ただし、自校作成問題は学校により難易度が異なります。
とりわけ日比谷、西、国立高校といった都立トップ校は、V模擬やW模擬の自校作成もぎより実際の入試問題の方が難しいです。
そのため受験に勝ち抜くには、過去問を解き学校独自の問題に慣れておく必要があります。
受験者数はV模擬の方が多い
受験する人数は、ややV模擬の方が多い傾向にあるようです。
これは東京都の多くの塾が取り扱っているのがV模擬ということや、学校でもV模擬の告知があるなど、V模擬の方が都内の人に知名度が高いことが関係しているかもしれません。
実際子供の中学では、W模擬のお知らせは見たことないですしね。
ちなみに、都立西高校合格者数NO.1のZ会進学教室で、、W模擬を取り入れているようです。
V模擬は成績表が見やすい
成績表の見やすさは、V模擬の方に軍配が上がります。
下記の成績表見本を見てください。
判定も弱点分析もよく整理されていて、わかりやすいですよね(. ❛ ᴗ ❛.)
W模擬は情報量が多く判定が丁寧
W模擬はV模擬と比較すると、情報量が多く細かく分析されているのが特徴。
たとえば、W模擬は合格可能性が10%刻みで表示されているのに加え、志望校の入試情報も詳しく掲載されています。
W模擬は成績表が紙でも郵送される
V模擬とW模擬の成績表は、Web上で成績表が返却されます。
成績表が出るまではどちらも1週間です。
Web成績表は、V模擬もW模擬も登録したマイページから確認が可能。
それに加えてW模擬は、従来のように紙の成績表も郵送してくれるのだとか!
紙の成績表がもらえるのはいいですね。
学校で志望校を決める三者面談や併願優遇校など、模試の成績を用意する場面があるので、紙の成績表があればいちいち印刷していく必要がなくなります。
V模擬とW模擬はどっちを受けるべき?
V模擬とW模擬の違いについて解説してきましたが、実際にどちらを受けた方がいいのでしょうか。
結論から言うと、どっちでもOK。
V模擬の方が問題が難しめ、W模擬の方が判定の解説が丁寧などの違いはありますが、それほど大きな違いではありません、
大切なのは、どちらを受けるか決めたら同じ模試を受け続けること。
ちなみに私の息子は塾がV模擬を進めていたので、9月か12月までずっとV模擬を選しました。
9月は都立Vもぎ、それ以降はずっと都立自校作成対策もぎです。
ずっと同じ模試を受けていると、今までの判定も掲載してくれるので、自分の成績の推移が分かりやすいんですよね。
そういった面でも同じ模試を受け続けることをおすすめします!
V模擬とW模擬の2024年度の日程や受験料は?
V模擬とW模擬の2024年度の日程と、受験料についてご紹介します。
V模擬の2024年度日程と受験料
V模擬の日程は公式サイトから確認できます。
一番近い日程だと、都立Vもぎ、県立Vもぎが2024年6月2日に実施。
申し込み期間は2024年5月8日~5月15日の約1週間と短いので、受けようと思っている方は忘れずに申し込みましょう。
V模擬の受験料
V模擬の受験料は、Webサイトから個人で申し込んだ場合以下のようになります。
- 都立自校作成対策もぎ 5,400円(税込)
- 上記以外 4,600円(税込)
受験料を節約したい人は、Vもぎ回数券の利用がおすすめ。
3回以上まとめて申し込むと、1回あたり400円安く受験できてお得です!
ただし、残念ながら都立自校作成対策もぎはVもぎ回数券の対象外です。
W模擬の2024年度日程と模試の料金
W模擬の日程も公式サイトから確認できます。
一番近い日程は、都立そっくりテストと神奈川県入試そっくりもぎの2024年6月9日です。
申し込みは、2024年5月20日から登録できるマイページからできます。
個人で受ける場合は登録しておきましょう。
【2024年5月17日追加】
※W模擬は6月~8月の休止が発表されました!今後は9月から統一もぎテスト(仮称)がおこなわれる予定です。
続報が出たらまたお知らせいたします。
\W模擬の休止理由やV模擬への影響についてはこちらで解説しています/
W模擬の受験料
W模擬の受験料は、Webサイトから個人で申し込んだ場合、以下のようになります。
- 都立自校作成対策もぎ、特色検査対策もぎ 5,400円(税込)
- 上記以外が4,600円(税込)
都立対策の模試の受験料はV模擬と全く一緒ですね!
ちなみにW模擬にも、V模擬と同じくお得な制度があります。
Wもぎオンラインパスポート制度といい、3回以上をまとめて申し込むと1回あたり500円安く受験が可能。
まとめて申し込みだと、こちらが1回100円安いですね。
ちなみに都立自校作成校対策もぎ、特色検査対策もぎはこちらもWもぎオンラインパスポートの対象外です。
V模擬とW模擬はどちらでもOK!大切なのは模試の結果を今後に役立てること
今日はV模擬とW模擬の違いや、どちらの模試を受けるべきかについてお話ししました。
結論から言うと、都立高校を志望する場合はどちらを受けてもOK!
- V模擬の方が難しく作られている
- W模擬の方が上位校の判定が厳しめ
- 成績表はV模擬の方が見やすく情報量はW模擬の方が多い
- W模擬はWeb成績表に加えて郵送でももらえる
などの違いはありますが、それほど大きな違いではないでしょう。
大事なのは、大切なのは、どちらを受けるか決めたら同じ模試を受け続けること。
また、自分の苦手な問題や分野を把握して、弱点補強に活かすことです。
これらの公開模試をうまく役立てることで大幅な学力アップにつながるので、まずは積極的に受けてみましょう。
V模擬の効果的な受け方や申し込み方法などについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。